記述問題、小論文要約の解答の作り方
こんにちは。きんこです。
今回は記述式問題の解答の作り方についてお伝えします。
これは、記述問題だけではなく、小論文での課題文要約、要旨をまとめる問題にも使える考え方なので、ぜひ身につけてください。
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では、はじめましょう。
解答の作成手順は2段階あります。
まずは、第1段階です。
ここが外れているまま第2段階に進んでも得点にはなりません。
手順①~③は常に意識する必要があります。
①何について答えるのか、つまり、何について問われているのかを確認する。
②問われていることに対して(決まるのであれば)答えるフレームを決める。
③まずは短い言葉で(なるべく一言で)ズバッと答える。
これが解答の中心となります。
つまり
○○[→①の内容]は、○○だ[→③の内容]。
となるわけです。
設問の問われ方によっては、①の内容は省略して解答を作ります。
②の場合について例を挙げます。
たとえば「変化」について問われているときには、次のようなフレームに決まるということです。
○○は○○から○○に変わった。
「○○は」の部分が①の内容であり、先ほどと同じように問われ方によっては省略します。
そして、このフレーム「○○から○○に変わった」に合わせてズバッと答える(③)わけです。
また、傍線部の言い換え問題(「どういうことか」などと問われている設問)は次のようにフレームを決めます。
問.傍線部「AというBは、CのようにDとなる」とはどういうことか。
○○という○○は、○○のように○○となる。
見て分かる通り、A~Dをそれぞれ説明してあげるだけで、文の構造(フレーム)はそのまま使います。
ここまでが解答の中心です。
次に第2段階です。
第1段階で作った解答に、字数に合わせて以下の内容を「前に前に」足していきます
(字数が短い場合は、第1段階のものが解答になることもあります)。
前に足していくということは、解答の文末は③で決定だということです。
・③で答えたことの理由を書く。
・③で書いた解答に説明が必要な語がある場合、その語の説明を書く。
・③との対比がある場合、それを書く。
・何かしらの「条件」がある場合、それを書く。
小論文の課題文要約や要旨をまとめる問題などでは「理由」を最優先に書く必要がありますが、通常の記述問題では、その都度これら4つの優先順位を考えます。
①~③で解答の中心を作り、それにこれらの要素を足していきます。
そして、設問の字数制限がきたところで、答えが完成です。
多くの記述式問題や要約問題は、これで解答を作ることができます。
(東大レベルになると、字数制限が厳しく、このように作った解答をさらに自分の言葉で言い換えて短くする必要があります)
とはいえ、この手順で実際に解答を作ってみなければ、なかなか実感できないかもしれません。
ということで、入試の過去問を使って実際の問題に取り組んだブログもアップしていきます。
また、模試の過去問解説などでも、この手順で説明しているので参考にしてみてくださいね。
では、今回はこれで終わります。
記述の解答や、課題文を要約するには、そもそも文章を読む力がなければどうしようもありません。
以下のブログで「文章の読み方」を簡単にまとめていますので、ぜひご覧ください。
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