ドラマ「僕の生きる道」中村秀雄の言葉「あと1年と思って何もしない人は…」から考える
こんにちは。北の大地で教員をしています「きんこ」と言います。
今日は私のブログを見てもらい、ありがとうございます。
「あと1年と思って何もしない人は5年あっても10年あっても何もしないでしょう」
2003年に放送されたテレビドラマ「僕の生きる道」は、草薙剛氏が演じる進学高校の教員である中村秀雄を描いた作品です。
3年生の担任である中村は健康診断の結果、胃癌のため余命1年と宣告される。それまで何の目的も持たず、なんとなく人生を送っていた中村は自暴自棄に陥るが、残りの人生を精一杯生きようと決意する…という内容です。
「死」をテーマとしながら「生きていくことの本当の意味」を問いかけた作品として、歴史に残る名作と言っても過言ではありません。私の好きなドラマベスト3には入る作品です。主人公が高校教師ということも影響しているかもしれませんが。
今日紹介した言葉は、その中村先生が生徒たちに言った台詞です。
「まだ先のことだから」「時間はまだあるから」と言って物事を先送りにする人は、いつまで経ってもそのことに手をつけることはありません。
やるべきこと、やらなければならないことが分かっていながら、それを後に回すとどうなってしまうでしょうか。後でやろうと思っていた「その時」になったら他にやることができているでしょうから、結局いつまでもできないということになってしまいます。
せいぜい締め切りギリギリになって、慌ててやるくらいのものです。そうしてやったとしても、ギリギリの時間だけで仕上げたものはその場をしのぐ程度のレベルにしかならないでしょう。
だから、いつかは「やる」と決まっていることならば、今すぐにやる必要があります。そうしなければ、いつまで経ってもやる「その時」は来ませんし、今からやることでより良いものにすることができます。
いま、自分がやるべきことを思い浮かべてください。その多くには期限があることと思います。なかには期限が目の前に迫っているものもあるでしょう。いま、それをやらなければやり始めたときには「時すでに遅し」となってしまいます。
私たちが持っている「とき」は、常に「いま」しかありません。
「いま」やらなければ、やる「いま」はいつまでも来ません。
いま、自分が持つやるべきことの期限を長いと捉えるか短いと捉えるかは人それぞれですが、どちらで捉えたとしても「いま」やることは決まっています。
いま何もしない人は満足できるくらいにやり切ることはできずに終えるでしょう。
いま取り組み始めた人は、満足のできる結果を手にすることができます。
成功する人と失敗する人。
それは、いまこの瞬間に何をしているかで、すでに決定づけられてしまっているのです。
「やりたい」と言葉で言っていても、実際の意識や生活はどうでしょうか。
もしやっていないとすれば、いま変わらなければいつまでも変わることはありません。
時間は刻一刻と過ぎています。
どんなに些細なことからでも構いません。
やりたいこと、やるべきことを、いますぐやってみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。