高校教員の徒然日記

PMA~Positive Mental Attitude~

2018年度第1回全統マーク模試_国語_第1問(評論)_解説

こんにちは。北の大地で教員をしています「きんこ」と言います。

今日は私のブログを見てもらい、ありがとうございます。

 

今回は、2018年度第1回全統マーク模試の国語 第1問の解説です。

 

このブログにある「文章の読み方」や「マーク式問題の解き方」をどのように運用するのかに重点を置いています。

そのため、「文章の読み方」「マーク式問題の解き方」をお読みいただいていることを前提に説明をしていきます。

まだご覧になっていない方は以下のリンクからご覧ください。

文章の読み方_まとめ - 高校教員の徒然日記

マーク式問題の解き方(センター対策)_評論文 - 高校教員の徒然日記

 

この読み方、解き方を徹底することでセンター試験で8割は超えます

ぜひ身につけてみてください。

 

問題については、著作権の関係上ここに載せることはできません。
ご自分で用意してください。

なお、黒本は前年度までの全統模試の過去問となっていますので、今日現在「2018年度第1回全統マーク模試」は書店で購入できません。実際に受験した方のみ持っていると思います。

 

では、始めます。

 


問1 

 

干渉→渉猟が難しいですが他は普通。不正解があったのならば対策が必要です。漢字は夏までに終わらせましょう。

目安は漢字検定2級です。せめて準2級レベルまでは何とかしましょう。

 


問2 

 

ポイントは3つです。 

①「どういうことか」という内容説明問題(イコール問題)である。

②傍線部中に指示語がある。→直前の内容を確認する。

③形式段落のはじめの部分にある。→この段落で説明がされていくはずである。 

以上を踏まえて考えます。

 

②「この動き」とは「グローバリゼーション」のことであることは容易です。

 

③傍線部中の「主権国家体制」がどのように変わったかという内容を読み取ります。

 

形式段落のはじめは前の形式段落の終わりとつながっています

今回であれば「このことが、主権国家のあり方を決定的に変える契機となるだろう」からのつながりなので、傍線部の内容説明は「主権国家体制がどのように変わったか」ということになります。

 

傍線部は形式段落3のはじめにあるのだから、この段落は傍線部の説明であると考えます。「主権国家体制がどのように変わったか」を意識して読みます。

 

形式段落3の5行目「ところが」(逆接の後は大事でした!)以降の内容を押さえると、自分で答えを導けるはずです。

 

形式段落3だけでも答えを出せますが、形式段落4でさらに説明が述べられているので、ここまで読めば確実に分かります。

 

選択肢を見てみましょう。

選択肢は文末(後半)から見ます。この問題は、正解以外はすべて選択肢文末で間違いだと判断できます。

 

①「国家同士が協力しながら」→書かれていません

②「経済発展が困難になり」→書かれていません

④「経済格差がますます拡がり」→書かれていません

⑤「統治権を放棄せざるをえなく」→書かれていません 

 


問3 

 

ポイントは3つです。 

①「どういうことか」という内容説明問題(イコール問題)である。

②形式段落のはじめの部分にある。→この段落で説明がされていくはずである。

③形式段落の繋がりを意識する。 

以上を踏まえて考えます。

 

形式段落5の真ん中の説明は「近代国家の国民」の説明となっていて、形式段落の終わりで傍線部と同じこと(「国民」として人間のあり方も変化せざるをえない)が述べられています。まさに形式段落の作り(この話するよ→説明→まとめ)となっていますね。

 

形式段落5で「近代国家の国民」の説明しかされていないということは、形式段落6に説明が続くということが分かります(どのように変化するのかが書かれていないのですから)。

 

つまり、形式段落5で「近代国家の国民」について説明され、形式段落6で「近代国家の国民」と対比される「変化した国民」が述べられるはずだと分かります。

 

このような意識で形式段落6を読みます。また、形式段落7は「そしてさらに」から始まっているので、「変化した国民」の説明の続きだと考えて読みます。

 

ここまで読めば、人々がA(形式段落5)からB(形式段落5・6)へと変容したことが分かります。

 

選択肢を見てみましょう。

選択肢は文末(後半)から見ます。この問題は、正解以外はすべて選択肢文末で間違いだと判断できます。

 

ちなみに、今回は「変化」の説明問題なので選択肢は「AからBへ変わった」という流れになっていることが予想されます。つまり、選択肢の後半はBの内容になっているはずなのでBの読み取りが重要だと考えます。

 

 

①「合理的に判断し行動することすらできない」→変化した国民のありかたはこれをすると書かれていました

②「演じ分けることでしか充実した生を送れない」→書かれていません

③「政治的意志と経済的活動を調和させることに腐心」→政治的意志は必要ないと書かれていました

⑤「国家の手厚い庇護を受けて生きているだけの脆弱な『生きもの』」→書かれていません 


問4 

 

ポイントは3つです。

 

 

①「どういうことか」という内容説明問題(イコール問題)である。→なお、「範例」の意味は「よい手本」である。

②傍線部を含む一文中に指示語がある。→直前の内容を確認する。

③形式段落のはじめの部分にある。→この段落で説明がされていくはずである。 

以上を踏まえて考えます。

 

②「このようなフーコーの考え方」の指す内容は直前の段落である形式段落9と10です。指示語の指す内容は基本的に直前でしたね

 

③傍線部直後に傍線部の説明があります。やはり、形式段落11が傍線部の説明の段落だと分かります。

 

以上から、自分で答えを導くことができるはずです。

 

選択肢を見てみましょう。

選択肢は文末(後半)から見ます。この問題は、正解と⑤以外はすべて選択肢文末で間違いだと判断できます。

 

 

②「近代政治の理念をより徹底したかたちで現実化しようとして作られた」→書かれていません

③「人間を『生きもの』ですらない単なるものにまで貶めてしまう」→「単なる生きもの」として扱うと書かれていました

④「人間を単に生きているだけの国民と見なして管理しよう」→「国民」としてではなく「単なる生きもの」として扱うと書かれていました

⑤前半と後半に分けるとどちらも本文で書かれています。

しかし、その繋がりがダメです。「強制収容所を規範とすることで」「近代の政治が…進んだ」のではありませんし、この問題はあくまで傍線部の言い換えだと意識できていれば間違うことはないでしょう。 

⑤のように選択肢の内容が本文で書かれていて、その繋がりだけが間違っているというものには注意が必要です。

「AだがB」の逆接、「AだからB」の因果関係、「Aの後にB」の時系列で順序を入れ替えるのが代表的です。今回は因果関係とも時系列とも取れます。

 

常に同じ流れで解くことが重要なので、この問題も同じ手順で解きました。しかし、今回はもっと楽に解くこともできます。

今回は「傍線部の言い換え」つまり「イコール問題」です。はじめに確認したように、傍線部中の「範例」は「よい手本」という意味です。これが分かっていれば、選択肢①の「近代の政治の特徴が、象徴的なかたちであらわれている」という表現のみが「近代の政治の(隠れた)範例」の言い換えだと分かります。

 

「どういうことか」というイコール問題は、あくまで傍線部の言い換えなんだということを意識しておくことも非常に有効なテクニックです

 


問5 

 

ポイントは3つです。

 

 

①傍線部中に指示語がある。

②空欄の前後に指示語がある。

③あくまで傍線部の問題である。 

 

以上を踏まえて考えます。

 

①「次のように」という指示語ですから、直後の形式段落14と15の内容を押さえます。

 

②空欄直前の「それ」、空欄後の台詞の「そうした現象」があることを確認します。「それ」の指す内容は直前の内容、「そうした現象」の指す内容がここで求められている解答です。

 

③①と②を踏まえれば答えを導けますが、あくまで傍線部「次のように」が問われていることを意識しておきます。

 


選択肢を見てみましょう。

選択肢は文末(後半)から見ます。この問題は、正解と④以外はすべて選択肢文末で間違いだと判断できます。

 

 

①「国家そのものが存在しない世界を生きるしかない」→書かれていません

②「『国民』であることを強いられている」→書かれていません

③「立場が逆転しつつ」→書かれていません

④後半だけでの判断は難しいかもしれませんが、「増加した結果、難民のような…」という因果関係が本文内容と違います 

 


問6(ⅰ)

 

表現の問題は、それぞれの選択肢の内容を本文に戻って確認するしかありません。

今回は対策できません。

 

問6(ⅱ)

 

構成を問われた際のポイントは2つです。

 

 

①選択肢の最後と本文の最後が同じ内容になっているか。

②本文を読むときに、大きな流れを意識しているか。 

 

ポイントの②はある程度の国語力がないと難しいかもしれませんが、本文を読みながら(傍線部を頼りにして大段落を意識して)「問題提起」「内容説明」「理由説明」「筆者の主張」のどの内容かを意識できることを目標にしましょう


今回の文章の最後を確認すると、明らかに説明している途中で終わっているような感じを受けることでしょう。つまり、上に挙げた「問題提起、理由説明、筆者の主張」ではなく「内容説明」で終わっていることと判断できます。

 

以上を踏まえて、選択肢を見てみましょう。

選択肢は文末(後半)から見ます。この問題は、正解以外はすべて選択肢文末で間違いだと判断できます。

 

 

①「打開策を提示している」→していません(筆者の主張で終わっていません)

②「原因を究明している」→していません(理由説明の内容で終わっていません)

③「最終的な結論を導き出している」→出していません(内容説明で終わっています) 

 

 


いかがでしたか。

 

文章の構造、形式段落の読み方、マーク式問題の解き方を使えば、簡単に答えを導くことができます

はじめは慣れないかもしれませんが、繰り返しこの方法で読み解くことで必ず慣れます。そして、一度慣れてしまえば後戻りすることはありません。どんな文章が出てきたとしても8割は得点できるようになっているでしょう。

 

今後も他の問題を使ってブログを書こうと思います。自分で解いてみてブログで確認するという流れで勉強してみてください。

 

要望や質問は「お問い合わせフォーム」から受け付けていますのでご活用ください。

検討を祈っています。

 

では、今回はこれで終わります。


最後までお読みいただきありがとうございました。

マーク式問題の解き方(センター対策)_評論文

こんにちは。北の大地で教員をしています「きんこ」と言います。

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以前、このブログで「文章の読み方」について書きました。

今回は、その読み方を使いながらマーク式問題(センター形式)の評論を解く方法について書いていきます。

 

これからお伝えする読み方、解き方を徹底するとセンター試験で8割は超えます。

今日は全体的な方法を伝え、後日のブログで過去問や模試などを用いて実際に解いていきます。

いま受験生の皆さんは第1回全統マーク模試が終わった頃ですよね。

次回はその模試を使って解説する予定です。

 

では、さっそく始めましょう。

 


マーク式問題の解き方

 

①「文章の読み方」で読む。

 

まだご覧になっていない方は、以下のリンクからご覧ください。

どれも重要ですが、特に「文章の読み方③」は必見です。

これが読み方の基本です。

文章の読み方_まとめ - 高校教員の徒然日記

 

②一般的な問題構成を知る。

 

問1は漢字問題が5問です。漢字検定2級レベルまでで完答できます。準2級まででも高得点となることが多いです。

 

問2から問5までは「どういうことか」という内容説明問題か、「なぜか」という理由説明問題であることがほとんどです。

 

問6は表現や構成の問題もしくは内容合致問題です。

 


次に、それぞれの対策です。

 

問1はブログで対策の立てようがありませんので、漢字学習を頑張ってください。

 

問6も選択肢と本文とを照らし合わせることが基本となるので確実な対策はありませんが、問題の種類によってはポイントがあります。過去問や模試でその都度説明します。

 

問2から問5、つまり傍線部Aから傍線部Dの問題については基本的に以下のような意識を持つことが必要です。

 

問題文は4つくらいの意味段落で構成されており、そのそれぞれに傍線部がある。
つまり、それぞれの傍線部で問われることは、それぞれの意味段落の内容であることがほとんどです

 

第一段落 傍線部A

第二段落 傍線部B

第三段落 傍線部C

第四段落 傍線部D

あとは傍線部に指示語があるかということ、傍線部が形式段落のどの部分にあるかということによって、本文のどこに注目するかが決まってきます

詳しくは「文章の読み方」で確認してもらいたいですが簡単にまとめるとこうなります。

 

  • 傍線部もしくは傍線部を含む一文に指示語がある場合は、傍線部の直前の内容に注目し、指示内容を押さえる。
  • 傍線部が形式段落のはじめにある場合は、その形式段落の続きで傍線部の説明がなされているはずである。
  • 傍線文が形式段落の終わりにある場合は、そこまでの形式段落で傍線部の説明がなされているか、次の形式段落で傍線部の説明がなされているはずである。

この3点から分かるように、基本的に傍線部の前後の内容を押さえることで答えを導くことが可能です。このことを知っているだけで、格段に読みやすく、解きやすくなるはずです。


ただ例外もあります。たとえば次のような場合です。

 

第一段落 Aの説明

第二段落 Bの説明

第三段落 前者は………で、後者は………だ。

第三段落の「前者」の部分に傍線部が引かれ、その内容を問うような問題です。

これは傍線部前後ではなく、第一段落の内容から答える必要があります。

文章構造を意識していれば問題はありませんが、こういう場合もあるということは覚えておいてください。

 


③自分で答えを考えてから、選択肢の文末(もしくは後半)から見て消去していく。

 

選択式だからと選択肢をいきなり見るのは絶対にいけません

記述問題だと思って、まずは自分で答えを考えます。

答えは上記の読み方をすることによって比較的容易に作ることができるようになるはずです。

 

日本語で重要なのは文末です。前半にどんな素晴らしいことが書かれていても、すべては最後で決まります。ですから、自分で答えを考えたら各選択肢の文末(もしくは後半)の内容と自分の答えを照合して、ダメなものをどんどん消去していきます。

これだけで選択肢は1つか2つに絞ることができることがほとんどです。

 


④文末(後半)だけで判断できないものは前半を見て判断する。

 

文末で判断できなかった、もしくはいくつかの候補が残ったという場合は、残った選択肢の前半を見て判断します。

 


まとめます。

 

①傍線部で問われていることが内容説明問題か理由説明問題かを確認し、
②「文章の読み方」を意識して、自分で答えを考えて、
③選択肢の文末(後半)と自分の答えを照合して、
④複数の選択肢が残った場合は前半も見ます。

 

すべての問題について、この流れを徹底します。

数をこなせば必ず慣れますので、ぜひ実行してみてください。

 


今日の内容は以上で終わりですが、これだけではピンとこない方もいることでしょう。後日、実際の問題を使いながらこの方法で解きます。

 

なお、問題については著作権の関係上ブログに載せることはできません。皆さんが持っていると思われる問題を使いますのでお手元に用意してもらう必要があります。ご了承ください。

 


最後までお読みいただきありがとうございました。

次回を楽しみに待っていてください。

 

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成功するためのたった1つの方法

こんにちは。北の大地で教員をしています「きんこ」と言います。

今日は私のブログを見てもらい、ありがとうございます。

 

何事かをやり遂げたいという思いは誰もが持っていることです。

そして、その積み重ね、成功が幸福に繋がっていることも自明のことでしょう。

今日は成功するための方法について書いてみます。

 

成功するための方法は1つしかありません。

 

それは「成功するまで続けること」です。

 

何かをはじめたとき、なかなか思うようにいかないかもしれません。

むしろ、はじめから上手くいくことの方が少ないはずです。

なぜなら誰だって初心者からはじまるからです。

初心者の状態から失敗と修正を繰り返し、成功に近づいていくのです。

 

いま、あなたが得意としていること、当たり前にできていることを思い出してみてください。勉強でも運動でも音楽でもプログラミングでも構いません。ここでは誰でもできるという意味で自転車にしてみましょうか。

 

あなたは自転車の達人に違いありません。転ぶことはないし、片手でだって運転できます。狭い路地だって、ちょっとくらい悪い道だって難なく運転できます。

でも、はじめて自転車に乗ったときからそうだったわけではないはずです。

転んだかもしれませんし、補助輪をつけたかもしれませんし、親に押さえてもらったかもしれません。片手運転ができるまでにも時間を要したでしょう。

いま、自転車の達人となっているはなぜか。それは「自転車に乗り続けたから」に他なりません。

転んだあのときに乗ることを止めていたら、補助輪が格好悪いと乗ることを止めていたら、いまのあなたはいません。

 

そういえば、いま読んでいる日本語もそうですね。他言語を母語としている方が日本語を習得しようとすると大変です。日本語には独特な文法や微妙なニュアンスが多くあるからです。

でも、このブログを読んでいるあなたは日本語で困ることなんてないですよね(受験国語は置いておいて…)。これも日本語を使い続けているからに他なりません。

 

ちなみに私には2歳の娘がいますが、どんどん言葉を覚えています。はじめは単に親の言うことを真似ているだけで使い方がメチャクチャだったのが、使っているうちに少しずつ正確な使い方になってきています。その様子を見ていると成長ってこういうことかと実感できます。

 

これらのことから分かることは明白です。

失敗してもとにかく続ける。

そうすることによって、できるようになるのです。

 

続けることによってのみ成功への道が拓けるということです

 

いま、あなたはやり遂げたいことを続けることができていますか。

 

それだけが成功するか否かを決定づけます

 

「続けること」は成功の唯一の方法であるととに、私も含め多くの人にとって難しいことだと思います

 

はじめは自分一人だけの力では続けることができないかもしれません。

周囲の人の手助けを得られるのなら助けてもらうことも重要です。

 

このブログでも多くの格言や私の経験、考えを通して、少しでも励ましになることを綴っていこうと思います。

 


最後までお読みいただきありがとうございました。

成功のための心構え「車輪の再発明と巨人の肩」

こんにちは。北の大地で教員をしています「きんこ」と言います。

今日は私のブログを見てもらい、ありがとうございます。

 

物事を成功させるためには適切な方法がある場合がほとんどです。そして、多くの場合、その方法は確立されています。にも関わらず、なかなか成功できないことが多いのは何故でしょうか。

今日はそのことについて書いてみます。

 

IT業界でよく使われる言葉に「車輪の再発明」というものがあります。

wikipediaには「広く受け入れられ確立されている技術や解決法を知らずに(または意図的に無視して)、同様のものを再び一から作ること」と書かれています。すでにできあがっているコードがあるのに、それを使うことなく自分で作ったときに使われるようです。

 

成功できない人のパターンの1つとして「車輪の再発明」病にかかっていることがあります。成功者や経験者からアドバイスをもらっているのに、それを疑ってやろうとしないんですね。

たしかに手放しで信じることはなかなかできないかもしれません。しかし、物事が成就するまでには時間を要することがほとんどでしょう。さらに大学受験など期限が定まっていることに関しては、無駄な時間を少しでも減らしたいところです

そのような状況であるならば「車輪の再発明」は効率が悪いことは言うまでもありません。

 

時間が無限にあるならば1つ1つを自分で確認することができるかもしれませんが、それでもあまりオススメはできません。それを示すアイザック・ニュートンの話を紹介しましょう。

 

彼が木から落ちたリンゴを見て「万有引力の法則」を発見したという逸話は有名です(本当かどうかは別として)。その他、高校の数学Ⅱで習う二項定理を発見したのも彼ですし、微積分法を発見したのも彼です。

大天才と言われている彼の言葉に「私が遠くを見ることができたのは、巨人たちの肩に乗っていたからです」というものがあります。

彼が偉大な発見をすることができたのは、先人たちの偉業があったからに他なりません。彼は「1」から始めたのではなく、多くの科学者たちの知恵を活かしたから世紀の大発見を成し遂げることができたということです

 

もし彼が「車輪の再発明」にこだわっていたら偉大な発見はできなかったかもしれません。科学の1つ1つの理論は多くの科学者たちの膨大な時間に支えられています。どんな天才だとしても、それをたった1人で証明するには時間が足りないことでしょう。

 

すでにある知識や知恵を受け入れることは、さらなる進歩に繋がります。その知識や知恵を疑うことがまるっきり無駄とは言いませんが、より先に進むためにはその知見を生かす方がいいに決まっています。

 

多くの物事には先人がいます。そして、成功への道も先人たちが切り拓いてくれているはずです。あとは、それを信じてやってみるかどうかだけです。

 

いま、あなたがやろうとしていることがこのような類いのことならば、迷わず先人が示してくれた道を進むべきです。成功させるための方法が用意されているのですから、それをやればいいのです。やっているうちに自分なりのやり方も確立されていきます。それは先人の成功法をベースにした最高のオリジナルです。

 

大学受験で成功してきた生徒の多くは次のように話します。
「先生の言うとおりにやったらうまくいきました」
大学受験で失敗した生徒たちは次のように話します。
「先生の言うとおりにやっておけばよかった」

 

先人の知恵を活かすという視点があるかどうか。成功するための1つの心構えとして持っておくことは悪くないと思います。

 


最後までお読みいただきありがとうございました。

PMA(Positive Mental Attitude)

こんにちは。北の大地で教員をしています「きんこ」と言います。

今日は私のブログを見てもらい、ありがとうございます。

 

今日は、私の座右の銘であり、クラスの生徒に必ず話すことを書いていきます。

 

高校受験でも大学受験でも就職試験でも社会に出てからでも、成功する人は成功するし、失敗する人は失敗します。

ただ、これまで出会った多くの方々や生徒たちを見てきて、成功する多くの人には共通点があることは確かです。

それが、「PMA(Positive Mental Attitude)」です。

 

PMA、訳すと「肯定的精神姿勢、積極的心構え」などとなります。

 

成功する人は、とにかく前向きに物事を捉えます。いま目の前にある現実を悲観的に捉えるのではなく、肯定的に積極的に対峙するのです。

 

考え方を積極的なものにする。このことは全ての人に平等に与えられていて、各人の自由になることなのに、多くの人は消極的に物事を捉えてしまいがちです。

しかし、人生で成功したいのなら、幸せになりたいのなら、自分の希望通りに生きていきたいのなら、この「PMA」は絶対的な必要条件であることは間違いありません。

 

過去は変えることができます

客観的事実を変えることはできませんが、その事実をどのように捉えるかということは、100%個人の自由です。

人間生きていれば誰もが失敗をすることはあります。ここで大切なのは、その失敗をただの失敗で終わらせてしまうのか、それとも自分の未来に繋ぐための失敗とできるかです。

失敗に対して、「自分はダメだ」「もうどうでもいい」と消極的に考えることは簡単です。しかし、「なぜ失敗したのか」「同じ失敗を繰り返さないためにはどうすればいいのか」「二度と同じ失敗はしない」と積極的に肯定的に捉えることが重要です。

そして、積極的に考え、考えたことを行動に移すことによって、自分の未来は明るく開けてきます。そのような生き方ができたなら、どんな過去だって自分にとってプラスの意味をもたらしてくれるに違いありません

 

私たちは人生において多くの経験をします。そして、そのなかには成功体験だけではなく、挫折や失敗といったものも含まれるかもしれません。そんなときには、その経験すら自分にとってプラスの意味で捉えることができるように過ごす心構えが大切です。消極的に、否定的に物事を捉えていいことなんて1つもありません。

 

高校で言えば、受験、学習、学校行事、部活動、習い事、学校生活…それらすべてに「PMA」でいることが大切なのです

 

いま、あなたは目の前にあることに対して前向きでしょうか。

人生を楽しみ、幸せになるために、何事にも「PMA」でいきましょう。

 


P.S. かくいう私も常に「PMA」でいることはできていません。だからこそ、この言葉をいつも心に留めています。見ていてキラキラと輝いている人たちは、やっぱり「PMA」でいることが圧倒的に多いです。自分もそうでありたい、いつもそう思って生きています。

 

最後までお読みいただいてありがとうございました。

文章の読み方⑤_さらなる武器

こんにちは。北の大地で高校教員をしています「きんこ」と言います。

今日は私のブログを見てもらい、ありがとうございます。 

 

 

評論文が苦手!読んでるのに分からない!
小論文の課題文をどう読めばいいの?
そんな人はぜひ読んでみてください。 

 

文章には、「読み方」があります。

もちろん漠然と読んでもいいんですが、文章を読んで問題に答えたり、小論文を書いたりする場合には、「ポイント」を押さえながら読む方が断然効率がよくなります。

言い換えると、しっかりと押さえるべき部分と軽く読み流してもいい部分とをはっきり区別できると、読むスピードも内容の理解度も大きく変わるということです

現代文が得意!っていう人は無意識にこの読み方をしていることが多いんです。

ということで、「文章の読み方」について書いていきます。

 

第5回 さらなる武器

 

第4回までで文章を読むための基本的な考え方を伝えました。

今回、さらなる武器を皆さんに伝授して「文章の読み方」を終えたいと思います。

 

1.指示語

 

「これ」「それら」「あのこと」「どのような」などの「こそあど」言葉を指示語と言います。また、「前者」「後者」なども指示語の役割を果たしています。

どんな文章にも指示語が出てきます。これは絶対です。テーマとなる語句は本文中に何度も出てきますが、指示語で書かれることも多くなります。その場合に指示語の内容がテーマとなる語句だと分からなければ、その文章の重要な部分が読めていないということになってしまいます。ですから、文章を正確に読むためには指示語の指す内容を正確に押さえる必要があります

ちなみに、センター試験や入試問題でも、指示語の指す内容さえ分かれば正解できるなんて問題は多数存在します。それくらい指示語は大切です。

では、指示語の指す内容を正確に押さえるためにはどうすればいいのでしょうか。

指示語の指す内容は、基本的に直前にあります。それは、指示語の指す内容が離れたところにあると、非常に読みづらい文章となってしまうからです。通常の文章は、そのようにはなっていません。

また、日常の会話でもそのことは明白です。指示語を使う場面では、直前で話題になっていることについて使うはずです。昨日話した内容を突然指示語で話したりはしません。突然、次のように話されたらどうですか?

 

「ねぇ、このことを本当に理解したの?」

 

いやいや、「このこと」って何?ってなりますよね。でも、次のように言われたらどうですか?

 

「注目することばについて教えたじゃない。このことを本当に理解したの?」

 

これだったら「注目することば」について理解したかどうかだって分かります。このように指示語の指す内容は基本的に直前にあります。ですから、指示語が出てくるたびに、その直前の内容をしっかりと確認してみてください。

ここまでの文章にもたくさんの指示語が使われています(「ここまで」も指示語です)。ちょっと意識して読んでみて、正確に内容を掴もうとしてみてください。

 

 

文章を読むためには、指示語の指す内容を正確に押さえることが重要です。

 

 

 

2.対比構造

 

文章にはテーマとそれに対する主張があります。筆者が何かを主張しようとするとき、主張に関することと何かを比べながら話を進めることが圧倒的に多くなります

前回のブログで使った例を再度見てください。

 

「ねぇ、お母さん。スマホで勉強する方法があるんだよ。ものすごく評判がいいアプリがあって友だちもそれで成績が上がったんだって。でも、それをやるためには、今持っているスマホでは古くてできないんだ。それから、新しいスマホ用の料金プランもできて、それだと今よりも毎月の料金が安くなるんだって。あ、あとGPSの性能も上がって僕の安全面でも安心じゃない?」
「で、何が言いたいの?」
「つまり、新しいスマホを買ってってこと」

 

「新しいスマホを買って」という主張のために、多くのことと「新しいスマホ」を比べていることが分かりますね。以下に対比されている内容を挙げます。

 

新しい-古い
アプリが入る-アプリが入らない
料金が安い-料金が高い
GPSの性能が高い-GPSの性能が低い
より安全-(新しいものに比べると)危険
安心-(新しいものに比べると)不安

 

このように対比された内容がある場合、どちらか一方がテーマや主張に関することです

そして、2つのことを対比することで、テーマや主張をより明らかにしたり理由付けしたりするわけです。

対比を見つけたら、どちらがテーマや主張と繋がるのかを押さえましょう。そうすることで、より文章が読みやすくなります。

 

また、対比構造を意識することの利点として「書かれていないことも分かる」ことが挙げられます。

先程のスマホの例でも、「今は料金が高い、危険、不安」などについて直接書かれていなくても読み取ることができます。

つまり、1つの文章から2倍の情報を得ることができるということです。文章内容を把握するときには情報が多い方がいいでしょうから、そういった意味でも「対比構造」に注目することは大切です。

 

評論文などでよく使われる対比には次のようなものがあります。

 

昔と今、東洋(日本)と西洋(西欧)、地方(田舎)と都市、子どもと大人、オリジナルとコピー、有機と無機、人間とコンピューター、自然と科学、時間と空間

 

「時間と空間」を除き、筆者の主張に近くなる傾向がある方を先に書きました。主張はある問題についてのものとなることが多いので、先に書かれているものがプラスの意味、後に書かれているものがマイナスの意味を持つことが多くなります

 

次の表現が出てきた場合には、確実に対比になっているはずなので、何と何とを比べているのか、筆者の主張はどちらなのかを確認します。

 

前者と後者、一方と他方、Aに対してB、AむしろB

 

 

対比されていることのどちらかはテーマの説明か筆者の主張です

 

3.具体例

 

多くの場合、筆者の主張は抽象的な表現になります。抽象的なことはぼんやりしていたり意味する内容が大きかったりするので、それだけでは説得力がありません。

そこで筆者は具体例で説明します。つまり、具体例は筆者の言いたいことを分かりやすく説明してくれている箇所だということです。

具体例が書かれるとき、次のような構造になっていることがほとんどです。

 

主張(抽象的な内容)→説明(具体的な内容)→主張(抽象的な内容)

Aを言いたい→分かりやすく言ったらこういうことだよ→改めてAだよ

 

具体例の前後には、その具体例を抽象化した筆者の主張が来るのです。

 

 

具体例の前後に主張があります。

 

 

 

4.引用

 

評論文では、偉人の言葉が紹介されることがあります。その理由は、偉人も筆者の主張と同じことを言っているからです。筆者の主張に反する言葉を引用したりはしません。自分の主張を補強するために偉人の言葉を引用するわけです。

つまり、引用=筆者の主張だということです。引用されている内容と筆者の主張のどこが重なっているのかを意識する必要です。

 

 

引用は筆者の主張です。

 

 

 


5回にわたって伝えてきた「文章の読み方」で文章を読むようにすれば、読む力が絶対に向上します。

ただ理解するだけではいけません。実際にこの方法で読んでみる演習が必要です。演習を繰り返しながら、たまにこのブログに戻ってきてポイントを再確認しながら、自然にこの読み方ができるようになることを目指しましょう。

文章を読む力、筆者の主張を読み取る力は学習に限らず、生きていく上で基本となる力です

このブログが少しでも皆さんの役に立てたなら嬉しいです。頑張ってください。

 


では、今回はこれで終わります。

 

 

 

評論文や小論文の課題文の読み方の記事については、こちらからご覧ください。

文章の読み方_まとめ - 高校教員の徒然日記

 

 

文章の読み方④_筆者の主張を読み取る②「注目すべきことば」

こんにちは。北の大地で高校教員をしています「きんこ」と言います。

今日は私のブログを見てもらい、ありがとうございます。 

 

 

評論文が苦手!読んでるのに分からない!
小論文の課題文をどう読めばいいの?
そんな人はぜひ読んでみてください。 

 

文章には、「読み方」があります。

もちろん漠然と読んでもいいんですが、文章を読んで問題に答えたり、小論文を書いたりする場合には、「ポイント」を押さえながら読む方が断然効率がよくなります。

言い換えると、しっかりと押さえるべき部分と軽く読み流してもいい部分とをはっきり区別できると、読むスピードも内容の理解度も大きく変わるということです

現代文が得意!っていう人は無意識にこの読み方をしていることが多いんです。

ということで、「文章の読み方」について書いていきます。

 

第4回 筆者の主張を読み取る②「注目すべきことば」

 

前回は文章の構造を意識して読むことが、筆者の主張につながることを伝えました。
今回は筆者の主張を読み取るために注目すべき「ことば」を紹介します。

これから紹介する「ことば」の多くは、強いニュアンスを含んでいるものです。筆者は自分の主張を述べるために文章を書いているのですから、主張が述べられている部分には「強いニュアンス」が含まれることが多くなります。自分の意見は強調するものですよね。

ですから、これから紹介する「ことば」が出てきたときに「あ、ここに主張が書かれているかも」と思えるようになると、筆者の主張を読み取りやすくなります。

いくつかのパターンがあるので、それぞれ紹介していきます。

 

1.逆接を示す表現

 

「しかし」「だが」「けれども」などの逆接を示す表現の後には、筆者の主張が来ることが多くなります。それは逆接の後に本当に言いたいことが来るものだからです

次の例文を見てください。

 

①このパンは、見た目は悪い、とても美味しい。
②このパンは、とても美味しい、見た目は悪い。

 

どちらも「パン」がテーマとなっている一文です。書いている内容(要素)も同じです。ただ書かれている順番が異なっています。

では、それぞれの「パン」に対する主張はどうなっているでしょうか。「プラス」か「マイナス」かで考えてみてください。

①はプラスで②はマイナスであるという印象になるはずです。それは逆接の後が強調されるからです

また、前回伝えた一文の「はじめ」と「おわり」が重要だということとも当てはまりますね。一文の構造は形式段落の構造にもつながりますので、形式段落においても逆接の後が強調される、つまり、そこに筆者の主張が来ることが多いのです

よく使われる逆接の表現をまとめておきます。

 

 

しかし、だが、ところが、けれども、~なのに

 

 

2.比較を示す表現

 

「AよりもBだ」という一文があれば、当然Bが筆者の主張であることは明らかです。

例文です。

私は、ジャムパンよりもメロンパンが好きだ。

 

「私」がテーマであり、「私」は「メロンパンが好きだ」という主張ですね。

この比較を表す表現は不等号「<」です。先程の例文は「ジャムパン<メロンパン」と表すことができます。

不等号「<」の後は強調されます。ですから、そこに筆者の主張が来ることが多くなります。

よく使われる比較の表現(<)をまとめておきます。

 

 

むしろ、~ではなく、~よりも

 

 

3.因果関係を示す表現

 

因果関係とは、原因(理由)と結果です。次の例文を見てください。

 

メロンパンには、さくさくした食感と絶妙な甘さがある。だから、私はメロンパンが好きだ。
私はメロンパンが好きだ。なぜなら、さくさくした食感と絶妙な甘さがあるからだ。

 

「私」がテーマで、「私」は「メロンパンが好きだ」という主張です。原因と結果が書かれている順に関わらず、「結果」が主張となります

原因(理由)というのは、主張のために書かれるものだということは、小論文を書くときと同じです。また、私たちの日常でも、原因(理由)は主張をするためになされるものだと分かるはずです。次の例文を見てください。

 

(親に新しいスマホを買ってもらいたいとき)
「友だち皆が新しいスマホを持っているから、買ってよ」
「今よりも毎月の料金が安くなるから、買ってよ」
「先生が学校で使うって言っているから、買ってよ」

 

主張のために原因(理由)を述べるということが明らかです。ということで、因果関係を示す表現がある場合、その結果に当たる部分が主張になっていることが多いのです。

よく使われる因果関係の表現をまとめておきます。

 

 

(原因・理由)だから(結果)、(原因・理由)したがって(結果)、
(結果)なぜなら(原因・理由)からだ

 

 

4.まとめを示す表現

 

いろいろな話をして最後にそれをまとめるとき、そのまとめ部分が大切であるということは間違いないでしょう。まとめるということは、それを言いたいがために説明をしてきたということになります

このことばは日常会話であまり使わないかもしれませんが、無理矢理使って次の例文を作ってみました。

 

「ねぇ、お母さん。スマホで勉強する方法があるんだよ。ものすごく評判がいいアプリがあって友だちもそれで成績が上がったんだって。でも、それをやるためには、今持っているスマホでは古くてできないんだ。それから、新しいスマホ用の料金プランもできて、それだと今よりも毎月の料金が安くなるんだって。あ、あとGPSの性能も上がって僕の安全面でも安心じゃない?」
「で、何が言いたいの?」
つまり、新しいスマホを買ってってこと」

 

「僕」の主張は「新しいスマホを買って」ですね。はじめの台詞は主張のための説明です。このように長々と説明をしたのは、まとめの部分である主張のためです。つまり(笑)、まとめを示す表現の後には、筆者の主張が来ることが多くなります。

よく使われるまとめの表現をまとめておきます。

 

 

つまり、すなわち、言い換えると

 

 

5.主張を示す表現がある

 

そのままですが「~すべきだ」「~しなければいけない」「~する必要がある」などの表現が、これに当たります。これらの表現は、そのまま主張を表しています。例文は不要だと思います。

 

 

~すべきだ、~しなければいけない、~する必要がある

 

 


この5パターンに注目すると筆者の主張が見えてきます。

ですから、これらのことばを見つけたら○で囲み、主張に当たる部分に線を引くということをやってみてください。その部分を拾って読むだけでも、その文章で筆者が何を言いたいのかが見えてくるようになります。

また、これらの箇所が前回伝えた「はじめ」や「おわり」に多いことも分かると思います。

 

文章の構造、そして、注目すべきことば。この2つを意識して読むことができると、文章の読み方マスターと言っても過言ではありません。筆者の主張を掴まえることができるようになっているはずです。

 

「文章の読み方」は今回まででも十分ですが、もっと武器が欲しいという方のために、もう少しだけテクニックを伝授します。次回が「文章の読み方」の最後です。


では、今回はこれで終わります。

 

 

 

評論文や小論文の課題文の読み方の記事については、こちらからご覧ください。

文章の読み方_まとめ - 高校教員の徒然日記