マーク式問題の解き方(センター対策)_評論文
こんにちは。北の大地で教員をしています「きんこ」と言います。
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以前、このブログで「文章の読み方」について書きました。
今回は、その読み方を使いながらマーク式問題(センター形式)の評論を解く方法について書いていきます。
これからお伝えする読み方、解き方を徹底するとセンター試験で8割は超えます。
今日は全体的な方法を伝え、後日のブログで過去問や模試などを用いて実際に解いていきます。
いま受験生の皆さんは第1回全統マーク模試が終わった頃ですよね。
次回はその模試を使って解説する予定です。
では、さっそく始めましょう。
マーク式問題の解き方
①「文章の読み方」で読む。
まだご覧になっていない方は、以下のリンクからご覧ください。
どれも重要ですが、特に「文章の読み方③」は必見です。
これが読み方の基本です。
②一般的な問題構成を知る。
問1は漢字問題が5問です。漢字検定2級レベルまでで完答できます。準2級まででも高得点となることが多いです。
問2から問5までは「どういうことか」という内容説明問題か、「なぜか」という理由説明問題であることがほとんどです。
問6は表現や構成の問題もしくは内容合致問題です。
次に、それぞれの対策です。
問1はブログで対策の立てようがありませんので、漢字学習を頑張ってください。
問6も選択肢と本文とを照らし合わせることが基本となるので確実な対策はありませんが、問題の種類によってはポイントがあります。過去問や模試でその都度説明します。
問2から問5、つまり傍線部Aから傍線部Dの問題については基本的に以下のような意識を持つことが必要です。
問題文は4つくらいの意味段落で構成されており、そのそれぞれに傍線部がある。
つまり、それぞれの傍線部で問われることは、それぞれの意味段落の内容であることがほとんどです。
第一段落 傍線部A
第二段落 傍線部B
第三段落 傍線部C
第四段落 傍線部D
あとは傍線部に指示語があるかということ、傍線部が形式段落のどの部分にあるかということによって、本文のどこに注目するかが決まってきます。
詳しくは「文章の読み方」で確認してもらいたいですが簡単にまとめるとこうなります。
- 傍線部もしくは傍線部を含む一文に指示語がある場合は、傍線部の直前の内容に注目し、指示内容を押さえる。
- 傍線部が形式段落のはじめにある場合は、その形式段落の続きで傍線部の説明がなされているはずである。
- 傍線文が形式段落の終わりにある場合は、そこまでの形式段落で傍線部の説明がなされているか、次の形式段落で傍線部の説明がなされているはずである。
この3点から分かるように、基本的に傍線部の前後の内容を押さえることで答えを導くことが可能です。このことを知っているだけで、格段に読みやすく、解きやすくなるはずです。
ただ例外もあります。たとえば次のような場合です。
第一段落 Aの説明
第二段落 Bの説明
第三段落 前者は………で、後者は………だ。
第三段落の「前者」の部分に傍線部が引かれ、その内容を問うような問題です。
これは傍線部前後ではなく、第一段落の内容から答える必要があります。
文章構造を意識していれば問題はありませんが、こういう場合もあるということは覚えておいてください。
③自分で答えを考えてから、選択肢の文末(もしくは後半)から見て消去していく。
選択式だからと選択肢をいきなり見るのは絶対にいけません。
記述問題だと思って、まずは自分で答えを考えます。
答えは上記の読み方をすることによって比較的容易に作ることができるようになるはずです。
日本語で重要なのは文末です。前半にどんな素晴らしいことが書かれていても、すべては最後で決まります。ですから、自分で答えを考えたら各選択肢の文末(もしくは後半)の内容と自分の答えを照合して、ダメなものをどんどん消去していきます。
これだけで選択肢は1つか2つに絞ることができることがほとんどです。
④文末(後半)だけで判断できないものは前半を見て判断する。
文末で判断できなかった、もしくはいくつかの候補が残ったという場合は、残った選択肢の前半を見て判断します。
まとめます。
①傍線部で問われていることが内容説明問題か理由説明問題かを確認し、
②「文章の読み方」を意識して、自分で答えを考えて、
③選択肢の文末(後半)と自分の答えを照合して、
④複数の選択肢が残った場合は前半も見ます。
すべての問題について、この流れを徹底します。
数をこなせば必ず慣れますので、ぜひ実行してみてください。
今日の内容は以上で終わりですが、これだけではピンとこない方もいることでしょう。後日、実際の問題を使いながらこの方法で解きます。
なお、問題については著作権の関係上ブログに載せることはできません。皆さんが持っていると思われる問題を使いますのでお手元に用意してもらう必要があります。ご了承ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回を楽しみに待っていてください。
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