名寄市立大学_推薦入試_小論文_対策
こんにちは。北の大地で高校教員をしています「きんこ」と言います。
今日は私のブログを見てもらい、ありがとうございます。
今回は名寄市立大学推薦入試の小論文対策ということで、出題される課題文の傾向と読むときに意識するべきことをお伝えします。
(名寄市立大学_小論文_まとめ - 高校教員の徒然日記のページにある内容と重複する部分もありますが、すべてを読むことをオススメします)
では、さっそく始めましょう。
1.名寄市立大学推薦入試の課題文の傾向
課題文にはあるテーマについての筆者の主張が必ずあります。
そして、筆者がどのように主張を述べていくかにはいくつかのパターンがあります。
ここ数年の名寄市立大学推薦入試の課題文は同じパターンの課題文となっているので、それを押さえましょう。
・課題文のテーマ
前提として、筆者が何をテーマとしているのかを確認します。
その際、問二の設問を読みます。「○○について、あなたが考えることを600字以上800字以内で述べなさい」となっているはずです。
この「○○」の部分がテーマです。
「○○」について筆者は何かしらの主張をしているはずだということを確認します。
・課題文の構成
主張を述べる際のパターンは次にようになっているはずです。
ⅰ 一般的に考えられていること(一般論や常識論)
ⅱ それは違うのではないか(違和感)という筆者の立場
ⅲ 違うと考える理由(違和感の理由)
このパターンは多くの評論文でも見られる構成ですから、現代文の問題を解くときにも意識しておくといいと思います。
このパターンの例を挙げてみますね。
普通、誰もが高校生は勉強を第一に頑張らなければいけないと考えている。(ⅰ)
しかし、そんなことはないのではないか。(ⅱ)
なぜなら、高校生活では部活動やアルバイト、ボランティア活動など様々な活動を通して人間的に成長できるからだ。また、「自分の人生」について真剣に考える時間を増やすことで、より良い人生を送るための期間とできるのだ。(ⅲ)
どうですか。先程のパターンで「高校生活では勉強が第一とは限らない」という主張が述べられています。
ここ数年の名寄市立大学推薦入試の課題文はこのパターンになっています。
このことを意識して、ぜひ課題文を読んでみてください。
2.課題文を読むときに意識するべきこと
課題文の構成のパターンを押さえたら、課題文を読むときにⅰ~ⅲがどのように書かれているかを意識しながら読みます。
ⅰ~ⅲに該当すると思う部分に線を引きながら読むようにすると「読み取る力」をつけることができます(答え合わせは過去問解説をご覧ください)。
なぜⅰ~ⅲを意識する必要があるのか。
それは、それがそのまま問1、問2に答えるときに必要となるからです。
問1には2つのパターンがあります。
1つは「○○について筆者はどのように考えているか」であり、もう1つは「筆者はなぜ違和感を感じているのか」です。
1つめの対策は文章の読み方_まとめ - 高校教員の徒然日記を参考にしてください(今回話してきたことでは対応できません…)。
2つめの対策はまさにこのブログで述べたⅲの部分を答えればいいということになります(しつこいですが、ここ数年はこのパターンです)。
これらについて、どのように読んでどのようにまとめるかの詳細は過去問解説(名寄市立大学_小論文_まとめ - 高校教員の徒然日記)をご覧ください。
問2はテーマについての意見が求められます。
名寄市立大学の小論文では、多くの場合、筆者と同じ立場に立って自分の意見を述べることになります。
その際、「課題文の構成」を参考にすると書きやすくなります。
そもそも小論文とは「自分の意見を述べるもの」つまり「主張を述べるもの」です。
課題文も筆者が主張を述べているものですよね。
「課題文=小論文」と言えるわけですから、課題文の構成を参考にして書くことに何の問題もありません。
つまり、問2は次のような構成で書けばいいのです。
第一段落
ⅰ 課題文で述べられている一般論・常識論を自分で考えた具体例を交えて述べる。
ⅱ それに対して違うと述べた筆者と同じ考えであることを述べる。
第二段落
ⅲ 自分の意見(筆者と同じ立場)の理由を、課題文で筆者が述べている理由に自分で考えた具体例を交えながら述べる。
第三段落
ⅳ 再度、自分の立場(主張)を述べてまとめる。
「どのように書いていいか分からない」という方は、この書き方を参考にしてみてください。課題文の構成を真似しつつ、課題文で挙げられていること以外の具体例を交えて書いてみましょう。
いかがでしたか。今回お伝えしたことを徹底して過去問演習をするとメキメキ力がつくことと思います。
ただ、この説明だけではイマイチだという方は、実際に過去問を解いてみて過去問解説のページをご覧になってみてください。「そういうことね!」と思ってもらえるはずです。頑張ってください。
Twitterでは新着記事や役立つ情報をお知らせしているのでぜひフォローしてください。
また、質問もこちらからどうぞ(^_^)