高校教員の徒然日記

PMA~Positive Mental Attitude~

勉強する意味を西村博之(ひろゆき)氏の言葉から考える

こんにちは。北の大地で教員をしています「きんこ」と言います。

今日は私のブログを見てもらい、ありがとうございます。

 

このブログを見てくれている方は大学受験に向けて頑張っている受験生か、何事かに挑戦し頑張っている方だと思います。

 

そこで今回は私が生徒たちに話している「勉強する意味」を書こうと思います。

受験生でない方も「大学受験や高校生活」をご自身の「何か」に当てはめて読むことができると思いますので、ぜひ最後までおつきあいください。

 

 

大学受験のための勉強をすることで、スキルを得るためのスキルを磨いている 

 

2ちゃんねるの開設者である西村博之ひろゆき)氏の言葉です。


私たちは生きていくために、その場に応じたスキルを身につけなければいけません

医師であれば膨大な知識と精緻な技術、コミュニケーション力などは必須です。

そして、それらのスキルを身につける際に最も必要な力は、それらを上手に身につけることのできる力だと言えます。つまり「スキルを得るためのスキル」が重要だということです

 

ただ、その力を身につける場は大学受験でなくてもいいはずです。

すでに人生をかけて取り組みたいことがあるならば、それを追求することで「スキルを得るためのスキル」だけではなく本当に自分がやりたいこともできます。

しかし、高校生の段階で「何が何でもやりたい」ってものを持っている人は多くないという現実もあります。というか、大人ですら持っていない人の方が圧倒的に多いような気がします。

 

だから、大学受験という強制力が働く場で「勉強」する意義があります

 

大学受験という場を通して「スキルを得るためのスキル」を磨くのです。大学受験で覚えた知識は一生必要ないかもしれません。でも、無意味とも思えるようなことを自分なりに工夫し身につけるという過程こそが将来何かを成功させるときの力となってくれます。

やりたいことを見つけたとき、やりたいことができる場面になったとき、それらを素早く楽しく実行に移すことのできる力を向上させているというのが勉強する意味です

 

本当の勉強というのは自らの頭で考え、それを行動に移し、その方法でいいのかを検証し、さらに考え…というサイクルで回ります。

頭で考えるだけではダメです。行動し「形」にすることが重要です。多くの場合、そうしなければ検証のしようがないからです。そして、実際に行動してみると(形にしてみると)、頭では上手くいっていたのに上手くいかないことのほうが圧倒的に多いことに気づきます。

その気づきから、私たちの成長は始まります。どうすれば上手くいくのかを真剣に考えることになります。この繰り返しが私たちをレベルアップさせてくれます。

 

とすると、高校生活にある国語や数学といった座学も、部活動も、学校祭や見学旅行などの学校行事も、すべて「スキルを得るためのスキル」を磨く勉強の場と言えるでしょう。せっかく高校生活を送っているのですから、そのすべてを自らの成長の糧にすることが人生の幸せに繋がっていくことは明白です。

 

なかでも大学受験は目標も手段も明確です。正しい方法で行動すれば必ず良い結果に結びつきます。その経験が大きな自信に繋がったり、その方法を勉強以外に応用したりすることが可能になります。

 

ここで得たスキルは将来の本当に必要とするスキルの獲得に役立つことは間違いありません。だから、大学受験に向かって一所懸命に勉強することは無意味ではありません。単に学歴を得るということ以上に大きな意味を持っているのです。


はじめに書いたとおり、この話は大学受験や高校生活だけのことではないはずです。

今、目の前にある自分がやるべきことにも通じます。
目の前にあることに一所懸命になる。

それは、そのことを成功させるということだけに留まらず、スキルを得るためのスキルを得ていることにもなります

 

今やっていることが自分の「本当にやりたいこと」かもしれません。でも、それは現段階におけるものです。この先、もっと「やりたいこと」が出てくるはずです。そう考えると、今の頑張りは「スキルを得るためのスキルを得ていること」になります。


私たちが勉強する意味、努力する意味というのは、未来の自分に対する最大の贈り物であることだと言えます

そして、豊かな人生というのはその繰り返しのような気がします。

成長し続ける自分、やれることが増え続ける自分、何にでも飛び込むことができる自分…これらの自分のレベルをより高めていくことが人生であり、幸せな人生に繋がっているのではないでしょうか。


このように考えると目の前にある課題に取り組んでいこうと思えませんか。

一緒に勉強して、お互いに豊かな人生、幸せな人生を送りましょう。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。