成功のための心構え「車輪の再発明と巨人の肩」
こんにちは。北の大地で教員をしています「きんこ」と言います。
今日は私のブログを見てもらい、ありがとうございます。
物事を成功させるためには適切な方法がある場合がほとんどです。そして、多くの場合、その方法は確立されています。にも関わらず、なかなか成功できないことが多いのは何故でしょうか。
今日はそのことについて書いてみます。
IT業界でよく使われる言葉に「車輪の再発明」というものがあります。
wikipediaには「広く受け入れられ確立されている技術や解決法を知らずに(または意図的に無視して)、同様のものを再び一から作ること」と書かれています。すでにできあがっているコードがあるのに、それを使うことなく自分で作ったときに使われるようです。
成功できない人のパターンの1つとして「車輪の再発明」病にかかっていることがあります。成功者や経験者からアドバイスをもらっているのに、それを疑ってやろうとしないんですね。
たしかに手放しで信じることはなかなかできないかもしれません。しかし、物事が成就するまでには時間を要することがほとんどでしょう。さらに大学受験など期限が定まっていることに関しては、無駄な時間を少しでも減らしたいところです。
そのような状況であるならば「車輪の再発明」は効率が悪いことは言うまでもありません。
時間が無限にあるならば1つ1つを自分で確認することができるかもしれませんが、それでもあまりオススメはできません。それを示すアイザック・ニュートンの話を紹介しましょう。
彼が木から落ちたリンゴを見て「万有引力の法則」を発見したという逸話は有名です(本当かどうかは別として)。その他、高校の数学Ⅱで習う二項定理を発見したのも彼ですし、微積分法を発見したのも彼です。
大天才と言われている彼の言葉に「私が遠くを見ることができたのは、巨人たちの肩に乗っていたからです」というものがあります。
彼が偉大な発見をすることができたのは、先人たちの偉業があったからに他なりません。彼は「1」から始めたのではなく、多くの科学者たちの知恵を活かしたから世紀の大発見を成し遂げることができたということです。
もし彼が「車輪の再発明」にこだわっていたら偉大な発見はできなかったかもしれません。科学の1つ1つの理論は多くの科学者たちの膨大な時間に支えられています。どんな天才だとしても、それをたった1人で証明するには時間が足りないことでしょう。
すでにある知識や知恵を受け入れることは、さらなる進歩に繋がります。その知識や知恵を疑うことがまるっきり無駄とは言いませんが、より先に進むためにはその知見を生かす方がいいに決まっています。
多くの物事には先人がいます。そして、成功への道も先人たちが切り拓いてくれているはずです。あとは、それを信じてやってみるかどうかだけです。
いま、あなたがやろうとしていることがこのような類いのことならば、迷わず先人が示してくれた道を進むべきです。成功させるための方法が用意されているのですから、それをやればいいのです。やっているうちに自分なりのやり方も確立されていきます。それは先人の成功法をベースにした最高のオリジナルです。
大学受験で成功してきた生徒の多くは次のように話します。
「先生の言うとおりにやったらうまくいきました」
大学受験で失敗した生徒たちは次のように話します。
「先生の言うとおりにやっておけばよかった」
先人の知恵を活かすという視点があるかどうか。成功するための1つの心構えとして持っておくことは悪くないと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。